ゴキブリの駆除・対策について
■主要種の特徴
チャバネゴキブリ | クロゴキブリ | |
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写真 | ||
体長 | 11mm〜15mm | 30mm〜40mm |
特徴 | 体は黄褐色、前胸背面に1対の細長い黒紋。 幼虫は黒地に黄褐色のまだらがある。 日本で見られるゴキブリ中、 最も耐寒性がない。 -5℃に24時間さらすと死滅する。 殺虫剤に対する抵抗性の発達が最も著しい。 |
25mm〜40mm 黒褐色で光沢があります。 羽根は雌雄とも腹端より長い。 所構わず歩くため、 細菌等の媒介者となる。 |
生息場所 | 飲食店、ビル、地下街など | 飲食店、一般住宅など |
備考 | 8〜13齢を経過する。 卵鞘中の卵数:20〜50 産卵回数:3〜10 寿命(日):30〜70 |
8〜13齢を経過する。 卵鞘中の卵数:20〜28 産卵回数:約17 寿命(日):120〜150 |
■ゴキブリの駆除・対策のポイント
ゴキブリは夜行性で昼間は隙間などの暗いところに潜伏し、夜間になるとエサとなる食べ物や水を探して徘徊します。
流し台周辺、冷蔵庫、洗濯機下、特に排水溝などはきれいに掃除しましょう。
特にチャバネゴキブリの場合、ステーション型ベイト剤のマックスフォース(小型)Gを設置して巣ごと全滅させるのが効果的です。
またその後上記の清掃個所に ゴキブリトラップ の配置し発生状態を確認します。
見かけたゴキブリを直接駆除する場合は エアゾールのフマキラーFK−2001、エアローチP をお勧めします。
■ゴキブリの被害
刺す、噛むなどの直接的被害はありません。
ゴキブリはO-157などの病原菌の運搬者としれ知られ感染症を蔓延させる原因となります。
病原菌の運搬者や食品の食害がありますが、見た時の不快感が最大の被害でしょう。
■ゴキブリの生態
ゴキブリの類の卵は卵鞘(らんしょう)と呼ばれる袋に入っていて、チャバネゴキブリで40頭程、クロゴキブリで25頭程がふ化します。
幼虫の期間はチャバネゴキブリで1〜2ヶ月、クロゴキブリは半年程度で、6〜12回の脱皮を繰り返し成虫となります。
成虫の生存期間は条件により変わりますが、チャバネゴキブリで3〜5ヶ月、クロゴキブリで1年以上生きるものもあり、昆虫としては大変長命です。